本工法は地盤改良工法の圧密促進(地盤をあらかじめ沈下させて安定させる手法)に属する「バーチカルドレーン工法」の一つです。
改良対象地盤にプラスチックボードドレーンを打込み、その上から盛土等で荷重をかけると土中の水分がプラスチックボードドレーン内を通って排水されます。
その結果軟弱な地盤の圧密沈下が促進され、地盤の強度が増加します。
盛土のみ:圧密沈下が数年以上かかる場合があります。
本工法 :数ヶ月~1年程度に短縮でき、圧密沈下が促進されます。(圧密日数は現場条件で変動します)
● 圧密沈下の変形に追従するので折れない
● 曲げ状態でも排水路が確保される
● フィルターが剥離しない
● 土中でも透水性が低下しない
● 施工性が良い
項目 | 単位 | CB-M 型 | |
材質 | 芯体 | - | ポリオレフィン樹脂 |
フィルター | - | ポリエステル系合成繊維 | |
寸法 | 厚さ | mm | 3.6±0.5 |
垂直方向 | mm | 94±2 | |
透水係数 | 垂直方向 | m/sec | ![]() |
水平方向 | m/sec | ![]() | |
引張強度 | 製品幅 | kN | 2.5以上 |
機械は現場条件に合わせて選定し、必要に応じてアウトリガーの改装、シューの拡幅などを行います。施工手順は下記の通りです。
施工結果は施工管理装置によって自動的に記録されます。記録される項目は次の通りです。
①ドレーン材残置深度
②ドレーン材繰り出し量
③打設座標
④共上がり量
⑤貫入油圧値
※オシログラフ、油圧値等をデジタル化した新型記録計も
● 宅地造成
● 港湾造成
● 道路改良
● 河川改良
※ 特定条件に特化した特殊工法も多数取り揃えています。詳しくはお問合せください。